スポーツマウスピースについて
運動中の事故などの際、お口、顎関節への衝撃を和らげてくれるのがスポーツマウスピースです。
近年では、さまざまな競技において、スポーツマウスピースの使用が義務付けられたり、推奨されるようになっています。
歯科医院だからこそ作製できる、お口にぴったりと合ったスポーツマウスピースを提供いたしますので、お気軽にご相談ください。
スポーツマウスピースの使用が義務化されているスポーツ
- アメリカンフットボール
- ラグビー(高校生)
- ボクシング
- キックボクシング
- 総合格闘技
- ラクロス(女子)
- 極真空手
- アイスホッケー
- インラインホッケーなど
スポーツマウスピースの使用が推奨されるスポーツ
格闘技系
- ボクシング
- キックボクシング
- 空手(組手)
- 拳法
- レスリング
- 柔道
- 相撲
- 剣道など
球技系
- アメリカンフットボール
- ラグビー
- アイスホッケー
- フィールドホッケー
- バスケットボール
- バレーボール
- サッカー
- 野球
- 水球
- ソフトボール
- ゴルフなど
その他
- モータースポーツ
- 体操
- スキー
- スノボー
- スケボー
- 乗馬、馬術
- サーフィン
- 砲丸投げ、槍投げ
- 射撃競技など
スポーツマウスピースの効果
スポーツマウスピースの利用により、以下のような効果が期待できます。
- 歯の損傷の予防
- 顎関節の損傷の予防
- 口腔内、口回りの裂傷の予防(舌・歯ぐき・粘膜・唇など)
- 脳への衝撃の緩和
- 他者への損傷のリスク軽減
- 集中力の向上
- 食いしばり時の歯のすり減りの予防
治療回数について
初診時にお話をお伺いした上で型取りができれば、2回目の受診の際にはお渡し・調整までを終え、すぐにスポーツマウスピースの使用を開始していただけます。
なお、初診から2回目の受診まで、スポーツマウスピースの作製期間として7~10日間ほどいただいております。
スポーツマウスピースの寿命
スポーツマウスピースの性能を維持するためには、定期的な作り替えが必要になります。
競技や使用頻度によって異なりますが、数カ月~1年に1度は少なくともマウスピースの状態を歯科医院でチェックし、必要であれば作り替えをするようにしましょう。
特に20歳以下の選手は、顎はまだ成長している段階ですので、少しでも「合わない」「ズレやすくなった」と感じたときには、できるだけ早くお持ちいただければと思います。
ナイトガードについて
就寝時に装着し、歯ぎしりなどによってかかる歯・顎への力を和らげるマウスピースです。
歯ぎしりは、普段からは考えられないような強い力で歯や顎にダメージを残し、歯周病、歯の破折・すり減り、知覚過敏の悪化、顎関節症、肩こりなどの不定愁訴の原因となります。
現在お口や顎関節に異常がない方も、歯ぎしりがある・指摘されたというときには、ナイトガードの使用をおすすめします。
型取りをした上で、違和感の少ない快適なナイトガードを提供いたします。
歯ぎしりの種類について
グライディング
上下の歯列を咬み合わせながら擦り合わせ、ギリギリと音をたてます。
クレンチング
上下の歯列を噛み合わせ、強く食いしばります。
睡眠時無呼吸症候群について
睡眠時無呼吸症候群の治療において、マウスピースを使用することも可能です。
口を閉じ、下顎を前方に固定することで、気道が塞がる原因になる舌・軟口蓋の弛緩を予防します。(軟口蓋:口腔の天井の後方の、やわらかい粘膜部分)
一般的に、マウスピースを使った治療で効果が期待できるのは、軽度の睡眠時無呼吸症候群と言われています。より本格的な治療が必要になった場合には、専門の医療機関をご紹介します。