親知らずは必ず抜かなければいけないのか
親知らずは、「必ず抜く歯」ではありません。
虫歯や歯周病の原因になっておらず、きれいに管理できている状態であれば、残しておいて、他の歯と同じように機能させることができます。
親知らずでお困りの方は長居のとも歯科医院までご相談ください。
抜いたほうが良い場合
- 真っすぐ生えていなかったり、斜めになっていることで、歯並びを乱す原因になっている場合/将来的になる可能性が高い場合
- 歯ブラシが届かなかったり、歯ぐきが炎症を起こしたりして、虫歯・歯周病の原因になっている場合/将来的になる可能性が高い場合
抜かない方がよい場合
- 真っすぐに生えており、虫歯・歯周病・歯並びの乱れを起こしておらず、将来的にもそのリスクが低い場合
当院の親知らず抜歯について
長居のとも歯科医院では、安全な方法で歯を砕いて、その破片を取り除くようにして親知らずを抜歯します。
このことで、傷口を小さくすることができます。
難しい症例の場合は、提携する医療機関をご紹介しますので、まずは一度ご相談ください。
親知らず抜歯後の痛み
親知らずが斜め・横向きに生えている場合には、痛み・腫れが強くなる傾向にあります。
痛みのピークは抜歯翌日~翌々日と言われており、ほとんどの場合、1週間後には治まります。
※痛み止めを処方いたします。
親知らず抜歯後に食べてはいけないもの、飲んではいけないもの
親知らずの抜歯当日は、以下のようなものは口にしないようにしてください。またその後も、約1週間程度は、これらの食べ物・飲み物はできるだけ避けるようにしてください。
硬い食べ物
せんべい、ポテトチップス、フランスパンなどの硬い食べ物は、患部を傷つけ、出血を悪化させることがあります。
刺激の強い食べ物
カレーなど、香辛料が入った刺激の強い食べ物は、傷口にしみて痛んだり、炎症を悪化させることがあります。
アルコール類
血行を促進し、出血が悪化することがあります。
抜歯後の食事について
抜歯後2時間
まだ麻酔が残っている状態です。誤嚥を起こしたり、舌や頬の内側を噛んでしまうことがありますので、感覚が戻るまでは食事をお控えください。
また、出血を悪化させるおそれがありますので、できるだけ飲水も控えてください。
抜歯当日中
抜歯した穴には、かさぶたができます。かさぶたが取れると傷の治りが遅れますので、抜歯当日はやわらかいものを食べるようにしましょう。うどんやお粥が良いでしょう。また、当日中はアルコールを飲まないでください。
抜歯後数日
まだ、傷口はかさぶたに覆われている状態です。
できるだけやわらかいもの、刺激の少ないものを食べましょう。
おすすめのメニュー
- お粥(中華粥などもOK)
- シチュー
- うどん
- 具入りのスープ
- ヨーグルト
- ゼリー
など
通常食に戻す時期
抜歯当日は、先述したように必ずやわらかいもの、刺激の少ないものを食べてください。
翌日からは、基本的に通常食に戻していただけます。ただ、お口の出血、痛み、腫れの状況にもよりますので、患者様ごとに適切な時期をお伝えします。
抜歯後の白いものは何?
抜歯後には、親知らずのあったところに大きな穴が開きます。
そこに、白い(あるいは黒い)塊が見えることがあります。これはいわゆる「かさぶた」で、傷口を保護しながら治癒を促進してくれるものです。
気になっても、無理に取らないようにしましょう。なお、親知らずを抜いてできた穴は、次第に塞がっていきますのでご安心ください。